残業時間の計算ツール(所定との差分を自動集計)
このページでは、残業時間の算出に特化した解説と入力例を提供します。使う電卓はホームと同じ時間電卓ですが、所定労働時間との「差分」を積み上げる考え方に最適化しており、日・週・月など任意の期間での合計が素早く求められます。
- 対象:従業員・アルバイト・フリーランスの時間管理、チームの勤怠チェック、給与計算前の事前確認
- 入出力:H / H:MM / H:MM:SS を受け付け、H / M / S / D 表示に対応(小数は第2位で四捨五入)
- プライバシー:データはブラウザ内で完結。入力・履歴はローカル保存(サーバー送信なし)
履歴
使い方と計算手順(残業の考え方)
残業時間は、実働 − 所定労働時間 の差分として求めます。本ツールでは差分を プラス(超過)または マイナス(不足)として履歴に積み上げ、= で合計を表示します。
手順
- 所定労働時間(例:
8:00
)を決める(URLで?std=8:00
と指定可能)。 - その日の実働(例:
9:15
)と所定の差分を履歴に積む。例:9:15 − 8:00
。 - 複数日あれば同様に追加し、最後に = で合計を表示。
表示単位(H/M/S/D)は後から切り替えられるため、管理表の形式に合わせて出力できます。
入力例(日/週/月のパターン)
1日分の残業
- 所定労働時間:
8:00
、実働:9:15
→ 差分+1:15
- ワンクリック入力:
1週間の合計(例:3日超過・2日不足)
- 月:
9:00 − 8:00 = +1:00
- 火:
8:30 − 8:00 = +0:30
- 水:
7:45 − 8:00 = -0:15
- 木:
8:10 − 8:00 = +0:10
- 金:
7:50 − 8:00 = -0:10
- ワンクリック入力:
月間の概算(所定8:00、日々の差分のみを積む)
- 超過日:
+1:15, +0:30, +0:45, +2:00
- 不足日:
-0:20, -0:10
- ワンクリック入力:
※ 本ツールは差分時間の計算に特化しています。賃金・割増率の適用は就業規則・法令・労使協定をご確認ください。
計算ロジックと検証(透明性)
ツールは入力値を秒に正規化して演算し、表示時に指定単位(H/M/S/D)へ変換します。小数表示は第2位で四捨五入します。入力は H
/ H:MM
/ H:MM:SS
に対応し、MM
と SS
は 0–59 を必須とします。
- 符号:先頭の
+
/-
に対応(不足分や休憩の減算を表現) - 入力補正:全角記号(:+-,)を半角へ自動変換
- バリデーション:
MM/SS ≥ 60
ならエラー表示
検証ポリシー
- 代表ケースの手動検証(端数、マイナス、24時間超、ゼロ、連続加減算)
- 更新履歴と仕様差分を公開(ホームの「更新履歴」を参照)
よくある運用とコツ
- 所定の固定化:URLに
?std=8:00
を付けてブックマークすると、毎回同じ前提で開始できます。 - 表示単位の切替:提出様式が時間(H)指定なら、最後に H 表示へ切り替え。内部演算は常に秒なので精度は同じです。
- 差分だけ入力:日々の差分(例:
+0:30
)だけを履歴に積むと、月末の集計が素早いです。 - 履歴の可視化:テープで各ステップが残るため、どの日が超過/不足かを後から確認できます。
FAQ(残業ページ版)
所定が 7:30 など端数でも対応できますか?
はい。7:30
のように入力してください。URLで ?std=7:30
と指定することも可能です。
時短勤務や休憩が日によって異なる場合は?
各日の実働を正確に入力し、所定との差分を個別に積み上げてください。休憩はマイナス値として入力できます(例:-0:45
)。
割増賃金の計算には対応していますか?
本ツールは差分の算出に特化しています。割増率、深夜/休日の扱い、月60時間超の追加率などは就業規則・労使協定・関連法令に基づき別途ご確認ください。
データの扱いと免責
- ローカル保存:テーマ設定・履歴・表示単位はブラウザのローカルストレージに保存されます。サーバー送信はありません。
- 精度:端数は秒で演算し、小数第2位で丸めます。提出先の丸め規則が異なる場合は出力単位を合わせ、必要に応じて最終調整してください。
- 免責:本ツールは一般的な時間差分の計算支援ツールであり、法的助言や労務判定を提供するものではありません。