パート・アルバイトの時給計算

実働時間から給与を算出する方法を、深夜割増や掛け持ち勤務の合計収入まで含めて解説します。

時間×時給の基本 深夜割増の計算 掛け持ち収入シミュレーター 収入の壁を解説

実働時間から給与を計算する

パート・アルバイトの給与は、基本的に実働時間 × 時給で計算されます。実働時間(休憩を差し引いた実際に働いた時間)の求め方は タイムシート集計ガイド で詳しく解説しているので、ここでは実働時間がわかっている前提で、給与への変換方法を中心に説明します。

給与(税引前)= 実働時間 × 時給
例:実働5時間 × 時給1,100円
= 5,500円

深夜時間帯の割増賃金

22:00〜5:00の勤務には、労働基準法により25%以上の深夜割増賃金が加算されます。日中と深夜をまたぐシフトでは、時間帯ごとに分けて計算する必要があります。

深夜時間帯の時給 = 基本時給 × 1.25
例:基本時給 1,100円 × 1.25
= 1,375円

日中と深夜をまたぐシフトの例

18:00〜23:00(休憩なし)で働いた場合:

18:00〜22:00(4時間・通常時給)= 4 × 1,100円 = 4,400円
22:00〜23:00(1時間・深夜割増)= 1 × 1,375円 = 1,375円
合計 = 5,775円

時間帯をまたぐシフトの時間計算そのものは 夜勤・翌日またぎの時間計算 で確認できます。

掛け持ち収入シミュレーター

複数の勤務先で働いている場合、月収・年収の合計を把握しておくことが大切です。各勤務先の時給と月間の実働時間を入力すると、合計収入の目安がわかります。

月間の合計収入(目安)¥0
年間の合計収入(目安)¥0
年間収入が103万円の目安ラインに近づいています(所得税に関わるライン)。
年間収入が106万円の目安ラインに近づいています(勤務先の規模等により社会保険加入に関わる場合があります)。
年間収入が130万円の目安ラインに近づいています(社会保険の扶養に関わるラインです)。

※ この計算は月間の実働時間が変動しない前提の簡易的な見積もりです。実際の税・社会保険の判定基準は勤務先の規模や契約条件、税制改正などにより異なります。正確な判定は勤務先の担当者・年金事務所・税務署にご確認ください。本ツールは法律・税務上の助言を目的としたものではありません。

収入の壁 — 103万・106万・130万円とは

パート・アルバイトでよく話題になる「収入の壁」は、いずれも年間の合計収入(掛け持ちの場合は全勤務先の合算)を基準に判定されるラインです。

ライン関わる制度概要
103万円所得税超えると本人に所得税が発生し始める目安ライン
106万円社会保険(一定規模の勤務先)従業員数など一定の条件を満たす勤務先で社会保険加入の対象になり得るライン
130万円社会保険の扶養超えると配偶者・親などの扶養から外れ、自身で社会保険に加入する必要が生じるライン
掛け持ちの場合の注意点:収入の壁は基本的に全勤務先の年間収入を合算して判定されます。1つの勤務先の収入だけで判断すると見誤ることがあるため、掛け持ちしている場合は合計収入で確認することが大切です。正確な基準や最新の制度については、勤務先の担当者や税務署・年金事務所にご確認ください。

掛け持ち勤務の月収計算例

2つの勤務先で働く場合の月収計算例です。

勤務先時給月間実働時間月収
勤務先A(日中)1,100円60時間66,000円
勤務先B(夜間)1,375円40時間55,000円
合計100時間121,000円

※ この月収を12倍すると年間収入の目安(約145万円)がわかります。上の壁のラインと照らし合わせて確認しましょう。

よくある質問

アルバイトの給料はどう計算しますか?
実働時間×時給で計算します。実働時間は勤務時間から休憩時間を差し引いた時間です。深夜時間帯(22:00〜5:00)は原則25%の割増賃金が加算されます。
深夜バイトの時給はどうなりますか?
22:00〜5:00の勤務には深夜割増賃金として基本時給の25%以上が加算されます。例えば時給1,100円の場合、深夜時間帯は1,375円以上になります。
掛け持ちの場合の年収計算はどうすればよいですか?
各勤務先での月収を合計し、12か月分を見積もることで年間の合計収入の目安がわかります。103万・106万・130万円などの収入の壁は、通常すべての勤務先の収入を合算して判定されます。
103万・106万・130万円の壁とは何ですか?
103万円は所得税、106万円・130万円は社会保険加入の要否に関わる年収の目安ラインです。それぞれ税制や勤務先の規模・条件によって基準が異なるため、詳細は勤務先の担当者や税務署に確認することをおすすめします。