時間差の計算方法

時間差は、2つの時刻の間にどれだけ時間があるかを求める考え方です。開始時刻と終了時刻の差を出すときの土台になり、勤務時間、実働時間、夜勤、残業時間の計算もまずはここから始まります。

このページでは、基本の引き方、分がそのまま引けないときの考え方、翌日またぎの時間差まで整理します。勤務の文脈で見たい場合は 勤務時間の計算方法、夜勤は 夜勤・日跨ぎの時間計算、全体像は 時間計算の完全ガイド がつながります。

開始時刻 9:20
終了時刻 17:05
時間差 7:45

まず時間差とは何か

時間差は、ある時刻から別の時刻までの長さです。時計の文字盤の位置を見るのではなく、どれだけ時間が経ったかを考えます。9:00 から 17:00 までなら、その間に 8 時間あります。これが時間差です。

勤務時間の計算でも、勉強時間の記録でも、予約の長さでも、まずはこの時間差の考え方が土台になります。このページではまず、時刻同士の差そのものを扱います。

時刻

時計の上で「今どこか」を表します。

時間差

2つの時刻の間にどれだけ時間があるかを表します。

時間差の基本的な出し方

時間差を出すときは、開始時刻と終了時刻を見て、時と分の差を考えます。分がそのまま引けるときは、ふつうの引き算と同じように進められます。

時間差 = 終了時刻 − 開始時刻

たとえば 8:30 から 12:15 までなら、時間差は 3 時間 45 分です。ここでは 15 分から 30 分がそのまま引けないため、次の section で説明する「1 時間を借りる」考え方が必要になります。

その場で時間差を確認する

開始時刻と終了時刻を入れると、時間差をすぐに確認できます。終了時刻が開始時刻より早い場合は、翌日として扱います。

時間差:7時間45分

※ 終了時刻が開始時刻より早い場合は翌日として計算します。

分がそのまま引けないときはどうするか

時間差の計算でつまずきやすいのは、終了時刻の分が開始時刻の分より小さいときです。たとえば 9:20 から 17:05 まででは、05 分から 20 分をそのまま引けません。

このときは、終了時刻の 1 時間を 60 分として分けて考えます。17:05 を 16:65 のように見れば、65 分から 20 分を引けるようになります。すると、16 時から 9 時で 7 時間、65 分から 20 分で 45 分となり、差は 7 時間 45 分です。

分を借りる考え方
元の時刻
17:05

05分では 20分を引けません。

1時間を借りる
16:65

1時間を60分として分けて考えます。

差を出す
16:65 9:20 = 7:45

差は 7時間45分です。

ここで止まりやすい場合は、時間計算でよくあるミス も参考になります。

具体例で時間差を計算する

時間差の考え方は、いくつかの例で見ると整理しやすくなります。分がない場合、分がある場合、分を借りる場合で見え方が変わります。

整数の時間だけの例

9:00〜17:00 の差は 8 時間です。

9:0017:00
分を含む例

8:30〜12:15 の差は 3 時間 45 分です。

8:3012:15
分を借りる例

9:20〜17:05 の差は 7 時間 45 分です。

9:2017:05
短い時間の例

14:10〜14:50 の差は 40 分です。

14:1014:50
開始 終了 時間差
9:00 17:00 8時間
8:30 12:15 3時間45分
9:20 17:05 7時間45分
14:10 14:50 40分

翌日またぎの時間差はどう考えるか

終了時刻が開始時刻より早く見える場合は、翌日またぎの可能性があります。たとえば 22:00 から翌 6:00 までなら、同じ日の時刻として見るのではなく、日付をまたいだ時間差として考えます。

22:00 から 24:00 までが 2 時間、そのあと 0:00 から 6:00 までが 6 時間なので、合計 8 時間です。

22:00 24:00 0:00 3:00 6:00
22:00〜24:00 が 2時間、0:00〜6:00 が 6時間で、合計 8時間です。

翌日またぎを詳しく整理したい場合は 夜勤・日跨ぎの時間計算 を確認してください。

時間差と勤務時間は同じではない

時間差は、2つの時刻の間の基本の経過時間です。勤務時間は、その時間差を勤務の全体時間として使う考え方です。つまり、時間差は土台であって、いつも最終的な答えそのものではありません。

勤務の文脈では、時間差を勤務時間として見たあとに、必要なら休憩を引いて実働時間を出します。さらに、その実働時間から残業時間を見ることもあります。

時間差のあとに続く流れ
時間差 勤務時間 休憩控除 実働時間

勤務時間の考え方は 勤務時間の計算方法、休憩控除後は 実働時間の計算方法 がつながります。

時間差の計算でよくつまずくところ

時間差の計算で止まりやすいのは、分をそのまま引けないとき、翌日またぎを同日として見てしまうとき、時間差と実働時間を混同するときです。表示された数字が少し違う場合は、丸めが入っていることもあります。

どこで止まりましたか?

終了時刻の分が開始時刻の分より小さいなら、1 時間を借りる必要があります。このページの「分がそのまま引けないとき」の section を確認してください。

終了時刻が開始時刻より早く見えるなら、翌日またぎの可能性があります。詳しくは 夜勤・日跨ぎの時間計算 を見てください。

時間差は基本の経過時間で、勤務時間や実働時間はそのあとに意味づけされる数字です。関連ページは 勤務時間の計算方法実働時間の計算方法 です。

手計算と表示が少し違うなら、丸めが入っている可能性があります。確認には 勤怠の丸めルール が役立ちます。

症状 よくある原因 確認するページ
分の計算が合わない 1時間借りていない 時間差の計算方法
翌日またぎで合わない 同日として見ている 夜勤・日跨ぎの時間計算
実際の労働時間と違う 休憩を引いていない 実働時間の計算方法
表示が少し違う 丸めが入っている 勤怠の丸めルール

この時間差をどこで使うか

時間差は、単独で終わることもありますが、多くの場合は次の計算の土台になります。勤務時間を見るときは、まず時間差を全体時間として使います。実働時間を見るときは、そのあと休憩を引きます。残業時間を見るときは、実働時間を所定労働時間と比べます。タイムシートでは、こうした日別の数字を集計します。

段階 何をするか 出る数字
時間差 開始と終了の差を出す 基本の経過時間
勤務時間 全体時間として使う 勤務時間
実働時間 休憩を引く 実働時間
残業時間 所定時間と比べる 残業時間
勤務時間に進む

勤務時間の計算方法 で、時間差を勤務全体の長さとして見られます。

実働時間に進む

実働時間の計算方法 で、休憩控除後の数字までつながります。

集計に進む

タイムシート計算ガイド で、日別の数字を週や月でまとめられます。

迷ったときに見る順番

時間差が分からなくなったときは、まず 2 つの時刻を確認し、次に分がそのまま引けるかを見ます。そのあと、終了時刻が翌日になっていないかを確認します。最後に、自分が欲しいのが時間差そのものなのか、勤務時間なのか、実働時間なのかを分けて考えると整理しやすくなります。

確認の流れ
2つの時刻を確認 分を引けるか確認 翌日またぎか確認 何の数字が必要か確認

次に見るページとしては、勤務時間の計算方法実働時間の計算方法夜勤・日跨ぎの時間計算時間計算の完全ガイド がつながります。

FAQ

時間差はどうやって計算しますか?

開始時刻と終了時刻を比べて差を出します。分がそのまま引けない場合は 1 時間を借りて計算します。

分がそのまま引けないときはどうしますか?

終了時刻の 1 時間を 60 分に分けて考えます。たとえば 17:05 は 16:65 のように見て引くと、9:20 との差は 7 時間 45 分になります。

22時から翌6時までは何時間ですか?

22 時から 24 時までが 2 時間、0 時から 6 時までが 6 時間なので、合計 8 時間です。詳しくは 夜勤・日跨ぎの時間計算 を確認してください。

時間差と勤務時間は同じですか?

時間差は 2 つの時刻の間の基本の経過時間です。勤務時間はその時間差を勤務の全体時間として使う考え方です。

時間差を出したあとに何をしますか?

勤務時間の確認、休憩を引いた実働時間の計算、残業時間の確認、タイムシート集計などに進みます。関連ページは 勤務時間の計算方法実働時間の計算方法タイムシート計算ガイド です。

時間差が合わないときは何を見ればいいですか?

分を借りる必要があるか、終了時刻が翌日になっていないか、時間差と実働時間を混同していないか、表示に丸めが入っていないかを確認してください。